SUPER BUTTER DOG「SUPER BETTER BETTR DOG」 [CHECK!]
SUPER BUTTER DOG「SUPER BETTER BETTER DOG」
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
- 発売日: 2008/09/03
- メディア: CD
9月13日、日比谷野音でのLIVEをもって惜しくも解散したSUPER BUTTER DOGのベスト(ベター?)アルバム。
実は、活動中の頃の彼らのことは正直全く知らなかったのだが、後になって自分の当時所属していたバンドのギタリストが、彼らの音源を何かの時に聞かせてくれて、えっ、日本にこんなファンクバンドがいたのか、とまず驚いたのと、これまた後追いで知ることになる名曲「サヨナラCOLOR」を聞き、えっ、ハナレグミってこのスーパーバタードッグのボーカルだったのか、と改めて驚くことになる。
彼らの楽曲をこうしていろいろ聞いてみると、本当に濃密な「ど」ファンクなバンドであるように思う。スガシカオが日本のポップサウンドを意識しながら、ファンクを噛み砕いて紹介しようとしているとするなら、こちらは素直に米国からファンクを直輸入してきたような感じで、特にAメロ→Bメロ→サビ的な日本人が好みそうな展開ではなく、オリジナルのファンクに特徴的な、同じフレーズの繰り返しや日本語の語呂合わせを巧に使っている。
むしろSUPER BUTTER DOGを世に知らしめる事となった「サヨナラCOLOR」はSUPER BUTTER DOGの楽曲の中では異端なのでは、と思う。ベストに収録されている以外の楽曲は聞いたことがないので正確なことはいえないが、キーボード池田貴文のソロユニットであるレキシにこうした語呂合わせ的な表現が利用されている所を見ると、「サヨナラCOLOR」のようなフォーキーでメロディ遷移がキッチリあるような楽曲をSUPER BUTTER DOG名義でリリースしたことが、結果的には音楽性の違いとなり、解散への流れが出来ていったのでは?と思ったりもした。
2枚組ベストはボリューム満点。その中でも特に2枚目「コミュニケーション・ブレイクダンス」「日々GO GO」「五十音」等がオススメ。また映画「闘茶」の主題歌となった「あいのわ」は集大成的な作品となっており、これもオススメだ。
http://natalie.mu/news/show/id/9568 ナタリーから、日比谷野音ラストライブのレポート記事。ちなみにこの日のライブは2枚組DVDとして12月10日にリリースされる予定。
SUPER BUTTER DOG、実はわたしも最近知りました。
ハナレグミの永積タカシがラジオをやっていたので、
それをきっかけとして聴いてみたら、かなり好みでした。
にしてもファンクバンドって、
やっぱりどこかイロモノ的な味わいがありますね。
野音のライブ行ってみたかったーなんて
今頃になって思ったりしてます。
by lucksun (2008-09-22 00:21)
>lucksunさんへ
コメント+nice!ありがとうございます。
ファンクバンドってイロモノ的な味わいがある、というのは同感です。もうそもそも洋楽がそんな感じですよね。
ライブは去年のロックインジャパンで見たのですが、もう一度くらい見たかったなぁと僕も思います。DVD欲しいですね。
by junper (2008-09-23 00:23)