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ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2009「ワールド ワールド ワールド」@鎌倉芸術館 [LIVE!LIVE!]
3月4日、ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour2009「ワールド ワールド ワールド」へ。
アジカンのホールツアーは今回始めて行ったのだが、ライブハウスのそれとは違って、様々な趣向に満ちているライブとなった。
ステージだが、アジカンのトレードマークともいえるジャケットイラストを用いたセットが組まれていた。後方の両サイドには、高層ビル群と右上に浮かぶ大きな満月、そして前方には都会的なイメージとは全く対照的なチーター等の、サバンナや熱帯雨林にいるような動物たちが配置されている。一見するとチープに見えるのは、何かの狙いがあったのだろうか?
開演すると、まずはステージの一番前の所に4台並べられたYAMAHA・TENORIONの前にメンバーが立ち、それぞれ画面に向かって操作すると、画面に模様が浮かび上がり、打ち込み特有の無機質なリズムが流れ出す。これに合わせて、「ノーネーム」、「ムスタング」がノンストップで演奏された所からライブが始まった。
続いて「ワールド ワールド ワールド」から「ネオテニー」、「ナイトダイビング」へ。ツアー名に反して「ワールド ワールド ワールド」の曲をやったのは本編ではこれくらい。
前半部で一番盛り上がった所は「Re:Re:」~「アンダースタンド」の流れか。いつになく激しく体を揺らしたしまったせいか、ゴッチが演奏中にメガネを落として自ら踏んで曲げてしまうというハプニングが発生(笑)。その後はずっと像が歪んで見えていたらしい。以前ロックインジャパンフェスで見た時もレンズが片方飛んでなくなってしまうということがあったな、と思っていたらそのエピソードをMCでゴッチが話していた。ついでにいうと予備のメガネはないらしい。しょっちゅうメガネが壊れている印象があるので、これは意外だった。
さて、中盤はアコースティックコーナーということで、まずはギターの喜多建介とゴッチで「君という花」を演奏。ここでもワンコーラスめで間違えてもう一度やり直すというハプニングがあった。今日は何かいろいろある日だ。「真夜中と真昼の夢」からはステージ後方にゲストミュージシャンとして女性のストリングスカルテット(その場で鎌倉小町と命名された)が入り、その後「海岸通り」や「タイトロープ」等のバラード系の名曲が披露された。
ライブはなんとここで一時中断。10分間の休憩に入った。ロックバンドのライブで、こういうスタイルは珍しい。
第二部が始まるとステージの中央に鳥居、左にはキツネ、右には江ノ電のセットがさらに増える。そしてここから、アルバム「サーフ ブンガク カマクラ」を全曲曲順どおりに演奏するという暴挙(?)へ。セットの江ノ電に駅名が順番に表示されるなか、「藤沢ルーザー」から「鎌倉グッドバイ」まで全て演奏しきった。ここで本編終了。
ちなみに休憩中に会場の近くにあるメガネ屋さんをスタッフが呼んで、メガネをあっという間の速さで直していったそうだ。
アンコールは5曲。「君の街まで」、「N.G.S」、「リライト」と定番ともいえるロックナンバーを並べ盛大に盛り上がり、ラストは「ワールドワールドワールド」~「新しい世界」でしめくくった。演奏終了と同時にステージの両側から紙吹雪が大噴出。会場はたくさんの紙吹雪でおおわれた。
最初に書いたようにホールという会場を意識したスクリーン映像等数々の演出や、ストリングスカルテットとの共演、江ノ電の駅順通りに並べられたアルバムの曲順そのままに全曲演奏する等の試みは非常に意欲的だったことは認めるが、アンコールで演奏された「リライト」等の定番曲で皆がふっきれたように盛り上がってしまうのは、やっぱりオーディエンス側に今回の演出に対して、それなりのフラストレーションがあったということではないかと思う。例えば「サーフ ブンガク カマクラ」の全曲演奏をど真ん中に配置し、前半・後半を「ワールド ワールド ワールド」や過去の曲で固める、とかでもよかったのでは?
また、こうした仕掛けをするには、あわせてぐっとくる演奏(技術)が不可欠だと思われるが、こういうタイプの舞台となるとアジカン特有の「直線的な勢い」が武器にはならず、ちょっと物足りない感じだった。なにがどうこうと具体的に指摘するのは難しいが、もう少し情緒溢れる演奏がそこにあったなら、もう少し退屈な思いをしないで済んだ気がする。
とはいうものの、「サーフ ブンガク カマクラ」の全曲演奏は印象が強すぎて、しばらく僕の頭にこびりついて離れそうにない。
アジカンのホールツアーは今回始めて行ったのだが、ライブハウスのそれとは違って、様々な趣向に満ちているライブとなった。
ステージだが、アジカンのトレードマークともいえるジャケットイラストを用いたセットが組まれていた。後方の両サイドには、高層ビル群と右上に浮かぶ大きな満月、そして前方には都会的なイメージとは全く対照的なチーター等の、サバンナや熱帯雨林にいるような動物たちが配置されている。一見するとチープに見えるのは、何かの狙いがあったのだろうか?
開演すると、まずはステージの一番前の所に4台並べられたYAMAHA・TENORIONの前にメンバーが立ち、それぞれ画面に向かって操作すると、画面に模様が浮かび上がり、打ち込み特有の無機質なリズムが流れ出す。これに合わせて、「ノーネーム」、「ムスタング」がノンストップで演奏された所からライブが始まった。
続いて「ワールド ワールド ワールド」から「ネオテニー」、「ナイトダイビング」へ。ツアー名に反して「ワールド ワールド ワールド」の曲をやったのは本編ではこれくらい。
前半部で一番盛り上がった所は「Re:Re:」~「アンダースタンド」の流れか。いつになく激しく体を揺らしたしまったせいか、ゴッチが演奏中にメガネを落として自ら踏んで曲げてしまうというハプニングが発生(笑)。その後はずっと像が歪んで見えていたらしい。以前ロックインジャパンフェスで見た時もレンズが片方飛んでなくなってしまうということがあったな、と思っていたらそのエピソードをMCでゴッチが話していた。ついでにいうと予備のメガネはないらしい。しょっちゅうメガネが壊れている印象があるので、これは意外だった。
さて、中盤はアコースティックコーナーということで、まずはギターの喜多建介とゴッチで「君という花」を演奏。ここでもワンコーラスめで間違えてもう一度やり直すというハプニングがあった。今日は何かいろいろある日だ。「真夜中と真昼の夢」からはステージ後方にゲストミュージシャンとして女性のストリングスカルテット(その場で鎌倉小町と命名された)が入り、その後「海岸通り」や「タイトロープ」等のバラード系の名曲が披露された。
ライブはなんとここで一時中断。10分間の休憩に入った。ロックバンドのライブで、こういうスタイルは珍しい。
第二部が始まるとステージの中央に鳥居、左にはキツネ、右には江ノ電のセットがさらに増える。そしてここから、アルバム「サーフ ブンガク カマクラ」を全曲曲順どおりに演奏するという暴挙(?)へ。セットの江ノ電に駅名が順番に表示されるなか、「藤沢ルーザー」から「鎌倉グッドバイ」まで全て演奏しきった。ここで本編終了。
ちなみに休憩中に会場の近くにあるメガネ屋さんをスタッフが呼んで、メガネをあっという間の速さで直していったそうだ。
アンコールは5曲。「君の街まで」、「N.G.S」、「リライト」と定番ともいえるロックナンバーを並べ盛大に盛り上がり、ラストは「ワールドワールドワールド」~「新しい世界」でしめくくった。演奏終了と同時にステージの両側から紙吹雪が大噴出。会場はたくさんの紙吹雪でおおわれた。
最初に書いたようにホールという会場を意識したスクリーン映像等数々の演出や、ストリングスカルテットとの共演、江ノ電の駅順通りに並べられたアルバムの曲順そのままに全曲演奏する等の試みは非常に意欲的だったことは認めるが、アンコールで演奏された「リライト」等の定番曲で皆がふっきれたように盛り上がってしまうのは、やっぱりオーディエンス側に今回の演出に対して、それなりのフラストレーションがあったということではないかと思う。例えば「サーフ ブンガク カマクラ」の全曲演奏をど真ん中に配置し、前半・後半を「ワールド ワールド ワールド」や過去の曲で固める、とかでもよかったのでは?
また、こうした仕掛けをするには、あわせてぐっとくる演奏(技術)が不可欠だと思われるが、こういうタイプの舞台となるとアジカン特有の「直線的な勢い」が武器にはならず、ちょっと物足りない感じだった。なにがどうこうと具体的に指摘するのは難しいが、もう少し情緒溢れる演奏がそこにあったなら、もう少し退屈な思いをしないで済んだ気がする。
とはいうものの、「サーフ ブンガク カマクラ」の全曲演奏は印象が強すぎて、しばらく僕の頭にこびりついて離れそうにない。
わかります。
私は国際フォーラムに行ったのですが、ライブの感想をネットで拾って読むと『アンコールがよかった』というものがあまりにも多かったからね。
今回、年末側の酔杯tourがアジカンベスト的なもので、年明けてからのホールtourがサーフブンガクカマクラ中心のもので、両方行った私は『ホールだから出来るライブをやったなぁ』と思ったのですが、ホールtourだけに参加してたら不完全燃焼になるのかしらね?
RIJFでメガネのレンズが飛んだの…懐かしいね♪
by jasper (2009-03-10 15:23)
>jasperさんへ
コメントありがとうございます。
そうですね・・・。もう少し踏み込んで言っちゃうと、ホール向きの(いい)楽曲が少ないか、ホールでじっくり聞かせるには演奏力としては物足りないという所があったような気がします。特にアコースティックセッションについては、全体的にのっぺりしちゃってましたね。
メガネ、2回目だったので、割としょっちゅう飛ばしてるのかと思っていたら、予備も用意してないということなので、意外と少ないのかなぁと思いました。実際はどうなんですかね??
by junper (2009-03-11 23:41)
こんばんは。
私もアジカンのホールは行ったことないですが
↑お二人の感想をよんでなるほど、という感じです。
逆にホールではいいのに、ライブハウスでやると「?」ってゆうバンドもありますね。
でも10分間の休憩ってゆうのは面白いですね(^^)
by chinoji (2009-03-13 00:16)
こんばんはー。
アジカンのライブ、一度行ってみたいと思い何年か前に横アリのチケットが取れたのですが、ライブ前に出た「ファンクラブ」の初回限定盤についてたライブCDを聴いて夏フェス的な若者ノリについていけない気がして、友人に譲ってしまったのですよ・・・。
アルバム1枚、曲順どおり全部やったライブというと、視スチルが「ボレロ」を発売した後のツアーで中盤でアルバムどおりフルにやった記憶があります。
あの頃はそのアルバムばっか聞いててあのアルバム自体がヒット曲満載だったから特に違和感はなかったですが・・・。
休憩を挟んで2部構成、アルバム全曲順通りフルってある意味かなりのチャレンジですよね。
by かうぞう (2009-03-13 22:05)
>chinojiさんへ
コメント+nice!ありがとうございます。
二部構成のようなライブは何度かあるのですが、10分間の休憩というと、演劇くらいでしかないですね。
アジカンの今回のライブは実験的でもあるし、jasperさんのコメント読むと酔杯の反動ともいえるかもしれませんね。いずれ両方のライブの要素がフィードバックされて、また新しいものが出てくるといいなと思います。
>かうぞうさんへ
コメント+nice!ありがとうございます。年のせいなんですかねぇ・・・僕も右手上げたりするのが恥ずかしくなってきました。でもノリ一発みたいなのもたまに行くと楽しいですけど。
ミスチルのボレロは確かにベスト盤的なアルバム(逆に深海だと怖い・・・)なので、それも面白いかもしれませんね。
by junper (2009-03-14 21:15)